
月刊 『食品工場長』(日本食糧新聞社)で、2009年9月号から連載を担当している 『工場を元気にする自主保全・現場改善のポイント』 の記事概要をお知らせします。 (詳細の記事内容は、誌面にてご確認ください)
自主保全を円滑に推進するには、サークル活動の活性化が必要です。そのためには、やる気・やる腕・やる場の3つの条件整備が重要で、「自主保全の三種の神器」は、その基本ツールとなります。これらを有効活用することで、やるべきことの「見える化」がされ、コミュニケーションも円滑になり、イキイキとしたサークル活動が行なえるのです。
■ 三種の神器 その①: 活動版
活動板は、自主保全やサークル活動の方針、活動内容、進捗などを関係者全員で共有するための「見える化」ツールです。主な作成のポイントを以下に示します。(下図は活動版に表示する項目の例)
◆活動板は身近に
◆やるべきことがわかるか
上位方針、サークルの取り組むべき課題、スケジュールや役割分担を明確にすることが大切です。
◆活動状況がわかるか
うまくいった改善、見つけてよかった不具合、不具合の原因・対策など、活動状況がひと目で把握できるようにしましょう。
◆現場の実態が見えるか(成果記録)
活動時間の推移、提案件数、チョコ停・故障・不良の推移、清掃・給油時間の推移など、現場の実態を具体的データで把握できるようにしましょう。
■ 三種の神器 その②: ワンポイントレッスン
現場での教育は、まとまった時間の確保がむずかしく、朝礼やちょっとした時間の活用が大切になってきます。ワンポイントレッスンは、短時間で教えることを前提にした教育ツールであり、目的により3種類に分類できます。
◆基礎知識
日常の生産活動や自主保全を進めるうえで、知っておくべきこと。
◆トラブル対策
不良・故障などのトラブル事例をもとにした、再発防止の観点から日常しなければならないポイント。
◆改善事例
改善事例を水平展開するための、改善の考え方、実施内容、効果など。
■ 三種の神器 その③: ミーティング
すべての活動は、メンバー全員が共通認識を持って進めなければチグハグなものになります。ミーティングでは、やるべきことを常に確認することが大切です。原則的には1回に長い時間をとるよりも、短い時間で回数を多くするほうがよいでしょう。
また、ミーティングが有意義なものになるかどうかは、リーダーの手腕によるところが大きいといえます。下の図に、ミーティングにおけるリーダーの10のポイントをまとめたので参考にしてください。
※ 前回(第4回)の記事 : 設備管理の基本は「清掃・給油・増締め」から