
自主保全をはじめても、サークルが活性化しなくては、うまくいくハズがありません。まず、「やる気」「やる腕」「やる場」の3つの条件を整えることが大切です。そのための支援ツールが、自主保全の三種の神器、すなわち 「活動板」「ワンポイントレッスン」「ミーティング」です。これらをキッチリ活用することで、活動状況や、やるべきことの"見える化"がされ、コミュニケーションも円滑になり、技量も上がるなど、イキイキとした活動が行えるようになります。
※本記事は、「TPMエイジ」2008年4月~翌3月連載の『マンガで学ぶTPM・基礎編』 を再構成したものです。
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ここがポイント!
● 活動板
活動板は、自主保全やサークル活動の方針・活動内容・進捗具合などを"見える化"するツールです。活動板を充実したものにするためには、以下のような点に気をつけましょう。
(1) 活動板は活きて動いているか
(2) やるべきことがわかるか
活動板では、会社の上位方針、サークルの取り組むべき重点課題、次の課題などを明確にわかるようにすることが大切です。また、「いつまでに」 「だれが」 「何を」 「どのようにするか」 といったステップとスケジュールを記入することも忘れてはいけません。
(3) 活動状況がわかるか
活動状況をひと目で把握するため、以下のような項目を記入しましょう。
・進捗状況 : ミーティング議事録、作業内容、予定に対する実績
・改善事例 : うまくいった改善事例、参考になる他職場の改善事例
・不具合摘出状況 : 件数、見つけてよかった不具合、復元・改善の実行計画
・反省点 : 不具合が起きたときの反省、原因はどこにあったのか、今後どうするか
(4) 現場の実態が見えるか(成果記録)
活動の記録を具体的なデータで記録に残すことで、現場の実態を把握しましょう。
・活動指標 : 活動時間の推移、ワンポイントレッスンの開催記録、改善提案の件数
・設備指標 : 設備総合効率・時間稼動率・性能稼動率の推移、チョコ停・故障・不良などの推移
・身近な指標 : 作動油・潤滑油の補充量の推移、清掃・給油時間の推移
【サークル活動板の例】
● ワンポイントレッスン
ワンポイントレッスンとは、ふだんの改善活動で気付いたことや、保全スタッフなどから学んだことを自分たちで1枚のシートにまとめて、発表・伝達教育するものです。通常ミーティング時に行われ、説明は4~5分、質疑応答も含めて10分くらいが適当でしょう。1度にたくさんのことを詰め込むのではなく、短時間で少しずつ進めるのがポイントです。扱う内容は以下の3つに大きく分けられます。
<基礎知識>
日常の生産活動や自主保全を進めるうえで、知っておくべきことを取りあげます。
<トラブル対策>
不良、故障といったトラブルは、誰もが同じように対処できなくてはなりません。再発防止の観点から「日常から何をしなければならないか」をまとめましょう。
<改善事例>
他のサークルで成果の上がった改善活動を参考に、改善の考え方・実施内容・効果についてまとめます。また、その事例が自分たちのサークルにも応用(水平展開)できるように、ノウハウやスキルについても扱います。
● ミーティング
すべての活動は、サークルメンバー全員が共通認識を持って進めなければ、チグハグなものになってしまいます。そこで、リーダーを中心として常にミーティングでやるべきことを確認しましょう。活動板の前で行い、開催日時、テーマなどあらかじめ告知しておくと効率的です。1回に長い時間をとるよりも、短い時間で回数を多くとったほうがよいようです。
※ 関連情報 : すぐわかる自主保全入門 『自主保全 三種の神器』
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