
『マンガで学ぶTPM基礎講座』では、自主保全を中心にTPMの基本を12話に分けて紹介しました。TPMの目的は「企業体質の改善」であり、言い換えれば"職場を変える"ことです。そのためには、設備計画、保全、生産管理、購買、事務・間接などを含めた、生産活動に関係するすべての部門・すべての人の参画が必要です。"TPMをやって職場が変わった"と心から思えるようになるには、それぞれ自らが主役になって活動を実践し、全員で力を合わせて推進していく姿勢が大切です。
※本記事は、「TPMエイジ」2008年4月~翌3月連載の『マンガで学ぶTPM・基礎編』 を再構成したものです。
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ここがポイント!
TPM の活動(TPM 活動の 8 本柱)のうち、オペレーターが担う活動はたくさんあります。その中でも特徴的なのが自主保全です。何がどのように変わるのでしょうか。
● 人が変わる
自主保全活動を始める以前は、「保全や整備は保全マンがする仕事」という気持ちが強かった人も多いのではないでしょうか。
しかし自主保全では、オペレーターは基本条件(清掃・給油・増締め)整備などの「劣化を防ぐ活動」、使用条件のチェックや日常の点検などの「劣化を測る活動」、小整備・異常の処置などの「劣化を復元する活動」などを行う必要があります。こうした活動は常に設備に接しているオペレーターだからこそできるものです。
そして、その過程で、「自分の設備は自分で守る」という気持ちが芽生え、「設備に強いオペレーター」へとなっていくのです。
● 設備が変わる
「劣化を測る活動」は、劣化や異常を発見する目を養うことにもつながります。五感を使って劣化や異常を見つけたら、エフ付けをし、それがオペレーターでも処置できるもの(白エフ)であれば元の状態に復元します(エフ取り)。これが「劣化を復元する活動」です。
復元を行い、劣化や異常の状態を点検し、ある限度以上になったら復元を繰り返します。そうすることで、故障や不良の発生を低減し、または危険個所を解消し、正常な状態を維持できるのです。そして、その次に改善の策を講じることが、最高の設備効率を実現する早道です。
こうした活動を通して、故障ばかりだった設備が確実に変わっていくのです。
● 職場が変わる
TPM が設備に関わる人の活動だからといって、オペレーターだけの活動とするのは間違いです。TPM の目的は「企業体質の改善」にあります。言い換えれば"職場を変える"ことです。
その目的を達成するために設備計画部門、保全部門、生産管理部門、購買部門、事務・間接部門など、生産活動に関係するすべての部門のすべての人よって展開されます。
"TPM をやって職場が変わった"と心から思えるようになるには、自らが主役になって実践し、全員で力を合わせて問題に取り組み、解決していくことが重要です。
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