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【シリーズ】 役員が語るモノづくりの心 5 : 求められる人間力改革と『三見主義』

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 ニュース&トピックスのコーナーを使って、『役員が語るモノづくりの心』と題した、弊社役員からのメッセージを連載しています。
 第5回は、渡辺 高志 (常務取締役 マスターTPMコンサルタント)が担当します。

 


 

 近年「見える化」が経営手法の一つとして注目されていますが、「見える化」の前にやるべきことがあります。たとえば、大規模災害や事故が発生した時、トリアージ・タグを災害現場で使います。被災者の被災程度を黒・赤・黄・白などで識別して身に着け、見える化して被災程度の重い被災者から救出する。確かに効果はあると思います。しかし、被災者の被災程度をトリアージ・タグで見える化する前に、被災程度を「見て、見抜いて、見極める」必要があるのです。これが『三見主義』です。

 問題には、「見える問題」と「見抜く問題」があります。たとえば、売上高や生産性、顧客クレーム件数などの結果系データは、「見える問題」です。結果系データだけでは、「見抜く問題」は見えず、真の問題解決には至らないことになってしまいます。
 
 そこで「見抜く問題」として、「なぜシェアーが高いのか」「なぜ新商品の開発力があるのか」「なぜコスト競争力があるのか」という洞察が重要になります。このような本質的問題をヒモ解くと、必ずそこに存在するものがあります。それは、『人間力』の存在です。『三見主義』という行動姿勢を徹底して、問題を見て、見抜いて、見極める。そして、見抜く問題を圧倒的スピードで解決する人間力が本質的な経営改革を実現させるのだと考えます。

 『三見主義』は、三現主義(現場、現物、現実)とともに現場主義を担うもので、TPM活動の基本になるものといえます。 TPMでは、全員が「改善機会」と「学ぶ機会」を得て働きがいを感じ、さらに、数多くの「改善機会」で成果をあげ達成感を体験することにより、自主自律体質が育成でき、参画型経営を実現していきます。また、生産システムに潜在するあらゆるロスゼロに挑戦することによって、従来のマンネリ体質から脱却できるようになります。なぜなら、モノづくりの原理・原則に立ち返り、「真の問題」を「見て、見抜いて、見極める」(三見主義)ことを学べるからです。

 『三見主義』を徹底することで人間力が高まり、ロスゼロが実現できます。そしてさらに、参画型経営が築けるのだと信じています。
 

JIPMソリューション  渡辺 高志


【関連情報】

◆ 10月21日(火)に千葉市の千葉経営者会館で『三見主義』の講演会を開催します。(入場無料)
        ⇒ 詳細・お申込みは こちら
        ⇒ <参考> 『三見主義』講演会in横浜 実施レポート (2008年6月20日開催)

◆  『三見主義』をテーマとした書籍を11月初旬に発刊予定です。
 

 

【バックナンバー】  シリーズ 『役員が語るモノづくりの心』
・Vol.4   日本発のモノづくりブランド TPM (中野 金次郎)  ・・・ 2008年7月30日 公開
・Vol.3   PDCAが持続的成長を実現させる (大崎 秀夫)   ・・・ 2008年6月18日 公開
・Vol.2   真の5Sで再出発! (渡辺 高志)          
・Vol.1   TPMは人づくりそのもの (中野 金次郎)          

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