
ニュース&トピックスのコーナーを使って、『役員が語るモノづくりの心』と題した、弊社役員からのメッセージを連載しています。第6回は、大崎 秀夫(取締役 TPM総研所長 マスターTPMコンサルタント)が担当します。
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モノづくり立国・日本を支えてきた"団塊の世代"が持つ技術・技能が、伝承されないまま消失する危機にあることが『2007年問題』として表面化し、大きな話題となったのは記憶に新しいところです。そして、技術・技能の伝承、ひいては生産現場における人材育成は、単年度に限った問題ではないことは言をまちません。
しかし、実際には定年延長で問題を先送りしているだけ――という事業場も少なくないようです。技術・技能の伝承や人材育成の重要性は認識されているものの、経営資源の不足や適切な育成方法がないため、手をこまねいているというのが実情といえそうです。
たとえば、雇用形態の多様化や年齢構成の偏りなどは、多くの生産現場で顕著に見られる変化です。こうした状況を鑑みると、過去の画一的な育成計画や教育方法がそぐわないのは自明の理です。
そこで、自社においてコアとなる技術を明確にするとともに、個人の持つ技術レベルを正確にとらえて、誰をいつまでにどのレベルまで育成するかという詳細な計画を立てる必要があります。
また、若い世代を対象にした教育方法としては、従来のOJTに依存するだけでは不十分でしょう。私は、「OJTのOff-JT化」という言い方をしていますが、動画などを取り込んで"見える化"することを推奨しています。また、ゲーム感覚を採り入れたり、達成感を連続して感じさせるような工夫も重要だと考えます。
そして何より大切なのは、経営トップが真剣に人材育成に取り組む姿勢を前面に打ち出すことではないでしょうか。人材育成の善し悪しが、企業の命運を握っているといっても過言ではありません。「企業は人なり」という言葉がありますが、安全・安心・品質をつくり込むためには「モノづくり=人づくり」という思想が不可欠なのです。
JIPMソリューション 大崎 秀夫
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【関連情報】
◆ 12月10日(水)に東京都大田区のTRC 東京流通センター 展示ホールで『製造現場の人材育成ライブ 第1回TPMフェア2008inTokyo』を開催します。
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【バックナンバー】 シリーズ 『役員が語るモノづくりの心』
・Vol.5 求められる人間力改革と『三見主義』 (渡辺 高志) ・・・ 2008年9月30日 公開
・Vol.4 日本発のモノづくりブランド TPM (中野 金次郎) ・・・ 2008年7月30日 公開
・Vol.3 PDCAが持続的成長を実現させる (大崎 秀夫) ・・・ 2008年6月18日 公開
・Vol.2 真の5Sで再出発! (渡辺 高志)
・Vol.1 TPMは人づくりそのもの (中野 金次郎)