
月刊 『食品工場長』(日本食糧新聞社)で、2009年9月号から連載を担当する 『工場を元気にする自主保全・現場改善のポイント』 の記事概要をお知らせします。
現代のオペレーターには、通常の生産活動だけでなく、品質や生産性の向上に貢献し、工場を元気にする役割が期待されています。つまり、『自分の職場は自分で守る』という意識と、それを実現する自主保全力・改善力が求められているのです。本連載では、自主保全や現場改善を「安全に、簡単に、楽しく」進めるためのポイント・具体的手法を紹介します。
■ 現場で見落とされる欠陥・不具合
(潜在欠陥)
工場には様々な設備・治工具が存在し、常に正常な状態(あるべき姿)を維持することが要求されます。しかし、トラブルを修復した設備でも、直接原因でない他の欠陥(摩耗、ガタ、ユルミ、汚れなど)は放置されることが多く、これらを 「潜在欠陥」と呼んでいます。
※潜在欠陥
(1)物理的潜在欠陥:
物理的に目にふれないために放置される欠陥
(2)心理的潜在欠陥:
知識や技術・技能、意識の不足から放置される欠陥
■ 「自然劣化」 と 「強制劣化」
一方、設備の劣化は自然劣化(本来の寿命による不可避の劣化)と、強制劣化(管理のまずさから人為的に進行する劣化)に分けられます。設備を自然劣化に近い状態で稼動させるには、使用条件・使用環境などを適切に守ることが大切です。
■ 製造現場は「強制劣化」の塊
食品工場では粉体や液体が多く使用され、飛散・モレ・コボレなど、あるべき姿を阻害する強制劣化の要因も数多く存在します。
しかし、「自分の設備(職場)は自分で守る」、「お客様の安心・安全・満足は、自分が向上させる」という意識を持ち、自主保全や改善を実践することで、「あるべき姿」は維持できるのです。
※ 次回(第2回)の記事 : 「三現主義」実践の勧め
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